2007年12月30


南面から高御位山に登るコースは沢山あるが、北面からのルートはこれまで見付けることが出来なかった。
ところがしみけんさんのブログに県道65号線側から登ったと掲載されていた。過去にこの辺を車で何度も行き来し登山口を探したが、見付けることが出来なかった。最近、整備されたのか見逃していただけなのか。
冬季に北面から登る山は終始逆光になるので、春まで待とうかと思ったが、暇潰しに登ってみる。

北ルートを歩いてみて
南面に良いコースが沢山あるので人に薦められるコースではないが、南面に飽きた人には楽しめるコースと感じた。途中、ヤマツツジの樹木を沢山見掛けたので花時には静かにツツジを楽しめるコースになると思う。
関電巡視路を歩いてみて
メインルートには成り得ないと思うが、良く整備された道はエスケープルートに覚えておくと良いと思う。
播磨アルプスの道
これで播磨アルプスへの登山道の90%以上は消化したと思う。後二つ、未踏の道を見付けているので来年早々にも歩いてみたい。
Road Map :加古川市、高砂市の市境にある山、播磨アルプスとしては姫路市まで伸びている。
Route Map:北ルートから登り、関電巡視路を巡る。
登り:51分、下り:関電巡視路を巡り1時間53分。
トータル:2時間44分
北ルート登山口から東へ歩いて3分程の道路沿いに車5台程が停められる空きスペースがある。
しみけんさんがブログで書いていたカラオケ看板の手前に北ルートの登山口があった。
溜池の堰堤が見えてきた。ここがこのルート最大の難所(?)で堰堤下に昨日の雨で水が溜まり、堰堤への登りにはイバラが茂る。共に大したことは無し。
放水溝にしてはやけに細い側溝沿いに整備された道が伸びる。
この寒い時期に狂い咲きのヤマツツジが咲いていた。
堰堤に登り溜池を見る。北ルートは溜池の左沿いを歩く。ここから高御位山はまだ見えていない。
溜池の北端からは一変して笹薮となり、薮扱き気味に笹を掻き分けて進むが、笹の密度は低く難儀無く歩けた。
溜池沿いの道は笹が刈り込まれ綺麗に整備されている。
登山口から20分程で尾根に取付き、展望が俄然良くなる。西側の尾根が迫力あり歩いてみたいと思う。
次の小さなピークが見えてきた。やはり南面の山は逆光になってしまい写真にならない。
尾根筋を登り切るとヤセ尾根となり面白くなってくる。
ズームで撮ったピラミダルな山容の”桶居山
同じくズームで撮った”高山”への岩峰。
ちいさなピークに登ると高御位山の神社が見えた。
登山口から45分で縦走路に出る。縦走路は何度も歩いているが、こんな分岐があるとはこれまでまったく気付かなかった。表示は奥の方に有り見付け難い。
51分で高御位山の山頂に着く。気温6℃、風が強いが気持ち良い程度で汗も掻いている。山頂神社には風を逃れて6名のハイカーが休憩していた。
気温が低く風があるのに相変わらず見通しは良くない。
下り途中から小高御位山の双耳峰を見る。
百間岩に匹敵するこの岩峰に名前が無いのは勿体無い。
高御位山から25分で”小高御位山”に着く。この山名表示が正しいのであれば小高御座山には山は必要なく”小高御座”が正解の様である。どっちかと言えば小高御座ではなく別名の”横山”を希望する。
今日二つ目の目的である関電巡視路に入る。これまで巡視路の一部しか通ったことがなかったが、今日は最後まで歩いてみたいと思う。
小腹が減ったのでパンをかじりながら歩く。
鞍部からの薮道の分岐に着く。ここへは以前下山したことがあり、ここから少しの間、巡視路を歩いている。
巡視路は綺麗に整備された歩き易い道で展望も良い。鉄塔のあるところ巡視路有り、これからも巡視路を探してみたい。
今日の天気は雲が流れ晴れたり曇ったり。長尾コースから再度、高御位山へ登り返す。
高御位神社への分岐を更に進み次の鉄塔がある長尾コースの尾根に合流すると巡視路は終わる。ここまで歩いて来た巡視路は振り返り見るとはっきり判った。
笹薮の道は小さな沢沿いであったが、道は堰堤で左に曲がる。
道は無い様であるが、堰堤を右に曲がると西側の尾根に登れそうだ。
播磨アルプス
兵庫100山』   初めて北ルートから登り、関電巡視路を巡ってみる。
たかみくらやま

〔087〕高御位山 (304m)

兵庫県加古川市
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ここまで何のの道標もなかったが、缶の蓋を切った様なプレートが出て来た。ペンキまで塗っているのなら何か書いて欲しかった。
標高の低い高御位山から更に標高の低い小高御位山を見るが、不思議と高度感が出ている。
播磨アルプスには百間岩を始め、大きなスラブが沢山あるが長尾コースの最後の登りが一番きついと思う。
巻道があるが直登と比べて随分遠回りになる。